久しぶりにマニラにいき、マカテイにある日本食料品店で買い物をしたときのことです。入り口に行列ができてました。
日本人は、行列ずきなので、バーゲンセールなどに行列を作るのはさしてめずらしいことではありませんが、フィリピンの場合はめずらしいことです。
まして日本食料品店となると普通のフィリピン人には、用がないはずなんです。
フィリピンで行列をみたのも、ここが最初で最後でした。フィリピン女学生が何に行列を作っていたかといえば、今川焼でした。
フィリピン風にちょっとアレンジされていて、日本のものよりもちょつと小さめでした、フレーバも、チョコ、チーズ、緑豆のアンコの三種類で一個5ペソで飛ぶように売れていました。フィリピンに新しく登場したスイーツでしかもリーズナブルなこの商品は、おしゃれなマカテイの学生達にうけたのでした。かねてから、フィリピンでビジネスをさがしていた私には、これだと思いました。
今川焼きがマカテイでうけるのだったら、私も自分の住んでいる地域の学校の前で売ったら、かならずヒットすると確信しました。
食材は全部フィリピンで調達できるとして、問題は機械をどうするか?でした。フィリピンでできなければ、日本に戻り買いにいかなければと思っていました。
いろいろリサーチしたら、フィリピンにもそれと似たようなお菓子用の機械があってその製作者ならたぶんつくれるだろうということでした。たしかにマカテイの機械もたぶんフィリピン製のものでしょう。
ある日私は自分でかいた設計図をもって、ある工房を尋ねました、そうしたら、こんなもの簡単だ。三日もあればできる。
だだ材料をそろえるのが、三日ぐらいかかるので、全部で一週間ぐらいでできるとのことでした。
値段も考えていた以上に安くできるようでした。機械の製作はまかせて、どこに設置するか、あちこちの学校へ出かけていっては、プランをねりました。
やがて一週間がすぎて、機械を取りにいく日がきました。そうしたら、製作者は不在でマニラへ行っているとのことでした。毎日工房にできあがったか?確認にいかせましたが、なぜかできませんでした。
ある日その工房の隣人がうちに遊びにきました。それで機械を発注したはなしをしたところ、ああ、あの職人は悪いことをしてつかまって刑務所にいる。
当分でてこれないんじゃあないの?あはははというはなしでした。またも計画は頓挫しました。
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