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コラム


フィリピン人のおみやげ


来日したフィリピン人のタレントや日本在住のフィリピン人が帰国するときにおみやげとして買うものにチョコレートと日清のカップヌードルがある。なかでもシーフードが一番人気である。
初めて来日したファーストタイマーも、十年以上日本に在住していて、フィリピンで家も建てたし車も買ったというような、富裕層のフィリピンもきまっておみやげはなぜかカップヌードルとチョコレートなのだ。今回は二大おみやげの一つ、カップヌードルについて検証してみることにしよう

まず、カップ麺は、フィリピンにも普及している。種類も豊富にある。ゆえにカップヌードルがはじめてみるような珍しいものではない。今から、十五年前のフィリピンでは、インスタント麺は普及していたが、カップ麺は、確かにあまり普及していなかった。でも今はどこでも安い値段でうられている。あと日清のアメリカ工場で作っているカップヌードルをフィリピンで買ったことがある。カップは日本の発砲スチロールとは違い、ハードなプラスチック製だった。フレーバは確かチキンとビーフが売られてていて、これはこれで大変おいしかった。値段はフィリピンのものより倍ぐらいのプライスで、日本で売られていた値段とほぼおなじぐらいでした。 私は今まで数十回渡比していて、そのたびにバッケージクレームの回転するコンベアから自分の荷物をピックアップするために待機しているのだが、お土産のカップ麺のシュアは圧倒的に日清のカップヌードルの独壇場で、たまにマルチャンのカップ麺が、どさくさにまぎれて入国してくるのである。
私もカップヌードルは確かにうまいとおもうのだが、同じ日清でも他の種類もおいしいし、他のメーカのものもいろいろある。 なんで、日清カップヌードルしかもシーフードなのか? もしかして、歴代のフィリピン大統領が演説のなかで、カップヌードルを称賛し、タレントで日本にいったら、東京ディズニーランドにいって、おみやげはカップヌードルだよ。といっているのではないか?それぐらいものすごく支持されてその人気はすごいのである。マルコスがエドサ革命の時に、ひとことおみやげはカップヌードルがいいといっておけばマラカニアンからヘリコプターで脱出しなくてもよかったのではないか?そんな気さえしてくる。 カップヌードルの人気の要因のひとつに手ごろな値段だ。というのもある。うちの妻は7 人兄弟で、甥と姪が合わせて22人いる。その他、友人、近所の人、親の兄弟とその数はすさまじい。だから質より量で安いものをいっぱいかわないといけないのだ。 フィリピンに里帰りすると、噂をききつけてどこからともなく集まってくる。やってきた親類縁者には、なんらかのおみやげを渡さないと格好がつかないらしい。来客のほうもそれを期待して待つ。そういうときカップヌードルを何個とチョコレートひとつかみを渡すと義務ははたされるのである。おみやげをもらったほうも、うれしそうに帰っていく。普段はそんなにつきあいはないのに、帰国のときにだけ、おみやげ目的で来るのもいて、こちらもおみやげを出し渋っていると、まるで、取り立て屋のように、がきの使いじゃないんだ。だすものださないと帰らない。と言うような感じでいつまでも帰らない。
ここでまた、カップヌードルの登場となる。これを渡すとすごすごと帰ってゆく、 私は思うのだが、日清製粉がフィリピンに工場を作って現地生産を始めたら、カップヌードルが爆発的なヒットまちがいないと思うのだが? 私はなぜおみやげにはカップヌードルなの?とまわりにいるフィリピン人達に質問しているのであるが、なぜか答えは釈然としないものばかりで、みんなが買うから、私も買って帰る。みたいな答えが多かった。この謎は何年たってもとけない。もし誰かわかる方が、いらっしゃつたらメールください。なぜ日清カップヌードルなのか?